ISOのその他いろいろな知識

千年王国を築いたローマには、優れた仕組みや、思想ともいうべき「ルール」が多く存在した。この話の続きだ。
ISOとローマの仕組みの共通点は、何かと言えば「人に頼らない」かつ「個人のカリスマ」にも頼らないことだろう。
しかし、ローマの歴史には、ユリウス・カエサルをはじめ、幾多の名将や名皇帝が輩出したが、やはりこの「法則」は貫かれている。つまり英雄豪傑はたくさん輩出したが、あくまで「ローマ」という国家の枠組みのなかで個人の偉業がなされたことだ。
そして、今までの「ルール」は改革(メンテ)はされたが、否定はされなかった。ローマは、政変はあったが、国家は1000年存続した。
敗者の同化
ローマの拡大と繁栄の最大の要因がこのルールである。
前回ご説明したように、ローマは最盛期には、全ヨーロッパ、小アジア、北アフリカ=地中海世界全域、をほぼ支配していた。
つまり、あらゆる人種、民族と抗争し且つ勝利したことになる。イタリアのローマという一小都市国家が、わずか300年程度で成し遂げた偉業だ。
軍事力が強大だったという理由を挙げたがる人が多い。しかし、戦争に勝利しても、その国家民族を統治できるかどうかは別だ。この証左の事例が現代にもたくさんある。
現在、ローマに“匹敵する軍事力”を持つアメリカがイラクやアフガンで苦労している。それは、戦争ではなく「統治」である。
ローマは同じような戦役を千年の間に大小50回以上経験し、世界帝国を築いた。そして、殆どの国を併合して、統治できたのだ。
その根幹が、「敗者の同化」という施策である。
ローマは戦争で勝利しても、例外を除いては「略奪」やその征服国民を奴隷化しなかった。そして、その民族の宗教を禁止せず、風俗、習慣も認め、通貨の継続も認めた。
更に、相手が望めば、その国の安全保障もになった。その対価は10%の所得税ということもあった。相手は、軍事力を今の日本のように持たない場合もあった。
戦争より難しい統治
「統治の持続」は、敗戦国が長年恨みを募らせたり、反乱を起こしたりする要素があると、10年も続かない。
つまり、統治とはきっかけが敗戦であっても、双方がWIN-WINでなければ、長くは成立しない。
紀元前100年前後、当時の地中海の一方の覇者であった「カルタゴ」の名将ハンニバルが、戦う象を連れて、アルプスを越えてローマに攻め込んだ。
ローマは各地で大敗し、以後17年に亘ってハンニバルは、イタリア半島各地をせめ続け、殆どの会戦でハンニバルが勝利した。歴史に残る軍事の天才だった。
しかし、軍事的天才イコール統治(政治)の天才ではなかった。イタリア各地の領主領民の多数は、結局ハンニバルに恭順しなかった。
「自分たちは、ローマの一員である」という、深い自覚を覆すことが出来なかった。それは、ローマのそれまでの「寛容なる統治」のなせる技だった。
結局ハンニバルは、殆どの戦争には勝ったが、イタリアの支配者にはなれなかった。そして後に、カルタゴは大敗し、ローマに併合される。

戦争より難しい統治、否、統治は戦争より遥かに高度なマネージメントなのだ。
更にきめ細かいルールが。
ローマ軍が強かったのには、理由がいくつもあった。

1. 傭兵は雇わなかった、国民が兵士になった。
2. 指揮官は、会戦に負けても、解任されても殺されなかった
3. 25年兵役に従事したら、ローマ市民権が与えられ
   殖民地を与えられることも
ISOでよく行われるルールの根拠は、

1. 人はミスを犯すが、人を責めない
2. ミスが悪いのではなく、再発防止(対策)をしない事が悪い
3. 一つの「教訓(=改善)」はルールにして
   予防するようチームで共有する。
「人は信用しない、しかし人に力を発揮させる仕組みを、最大限知恵を絞って、且つ過去の教訓も織り込んでルールや、法律にする、更に思想にする」
組織と個人はギブアンドテイク(WIN-WIN)の関係でお互いに発展する。組織がある目的・目標を達成するためには、その参加者を支える仕組みやルールが必要。参加者の「やる気」を支えるモチベーションの源泉も必要だ。
普遍的でグローバル
「歴史上唯一のインターナショナル・グローバル国家」とは、ローマ帝国への「最高レベルの組織」としての尊称だ。
アメリカも幾多の戦争と多数の人種を受容する点で、その資格はあるが、ローマのような「寛容」とその思想に基づく普遍的ルールの面では、まだ物足りない。
ISOは、今唯一の国際的なマネージメントのスタンダードといえる。それは、あらゆる国家、組織に受け入れられるルールと認められたからだろう。
1000年続く可能性はある。しかし、いくつかの課題もある。それは、ISOが進化することだが、細分化して複雑になることだけではなく、小組織に大きな成果をもたらす運用法が必要だ。
<9001の2 大目的>CSと継続的改善
顧客満足=パンとサーカス。そして、政体の柔軟な進化変革=改善の継続。
ローマの皇帝は円形闘技場コロッセオで剣闘士の戦いを、市民の人気取りの為に催し、貧民には、パンの無償支給を行った。
そして、ローマは、王政、共和制、帝政と国家の規模拡大と影響力に応じて、政体を進化させた。

ISOは5~6年で、規格改定(規格の進化)が行われる。時代とISOの普及に合わせて。
ISOは、これからも進化するが、企業の98%を占める中小企業のマネージメントに視点を下げないと「普遍的」には成りえない。
ISO原人


ローマ帝国の仕組みに学ぶ2

我々自身の話なので、説明が主観的になりがちですが、なるべく客観的に述べます。ISO コンサルタント以外の一般のコンサルタントにも通じる話でもあります。
ISO コンサルテイングのゴール(目的)は何か?といえばそれは・・

1. ISO の認証が取れること
2. その作ったシステムがその企業の固有の事情を反映していて
   運用しやすく成果が出やすくなっていること
3. 取得後の維持管理運用がしやすく、現場から使いやすいと言われること
その為には、どんなコンサルテイングが必要か、それはどんなコンサルタントか?
1. 認証を取るためのコンサルテイングについて
ISO のコンサルタントは実は、60%くらいの割合でISO の現役の審査員、審査員補または、元審査員である。驚くかもしれないがこれが実態だ。
審査を裁判に置き換えると、審査員が検事、弁護士がISO コンサルタントになる。つまり、ISO コンサルタントは、両方やっていることになる。だから、どこをどうすれば審査が通るか細かく知っている。
ある会社では、「弁護士」でも別の会社では、「検事」になる。だから、我々ISO コンサルタントがコンサルに関与して、ISO の審査が通らないことは殆どない!
では、ISO コンサルタントは誰でもいいのか?
もう一度言おう。ISO コンサルの第一のゴールは認証を取ること。
しかし、これはISO コンサルの「最低限の仕事」です。
そして認証を取るのは、審査に向けてシステムを慎重に、安全に重厚にすると、問題なく受かる。
2.3.使いやすく成果が出るシステムが作れる
しかし、審査認証で、ISO は終わるわけではない。その後、その企業でシステムが定着し、現場の改善や、顧客の満足=支持が増えて業績が良くなることが真の目的である。

では、この辺が支援できるコンサルタントとはどういう人か?
それには、ISO の知識やノウハウだけではない「他の要素」が求められる。それは、指導先と本音のコミュニケーションを取り、その企業の固有の事情を十分理解し、「審査」はギリギリで通って、且つ以後は使いやすく成果の出やすいシステムが作れるかである。
我々ISO コンサルは、通常10回以上指導先に足を運ぶ。毎回知識とノウハウを切り売りしているのではない。
最も重要なことは、「ISO プロジェクトの参加者と我々コンサルトとシステムの構築について、白熱した議論が戦わされ、納得性の高いシステムを作ること」です。
こういう事が「コンサルでは重要なのだ」と言う価値観を持っているかを、事前の面談で、感じ取れるかどうかが、選定のポイントと言える。
マニュアルやノウハウは、過去のもので、必要ではあるが100%あなたの会社に当てはまらないことがある。
現場の人に負担をかけるシステムとは?
ISO を導入した為に、ある伝票(記録)を作った。その記録を毎日記入しなければならない人が、20人いた。これが、現場の人にかける負担のことだ。
こういう事を極力なくし、ISO を取らなくてはならない。
我々はISO 指導で、一年以内にその企業を去る。しかしその作成した「伝票」は、半永久に残る。目には見えにくい「大変な労力」を残す事になる。こうした、コンサルテイングこそ避けなくてはない。
審査は通ったが、ISO の維持管理が大変だ。
過去ISO を取った企業の約50%の声だ。半分以上担当コンサルタントの責任だと思う。
ISO は会社を強くする手段です。このことが、十分判っているコンサルタントを選ぶことが極めて重要です。
ISO の審査=認証は、通過点です。いつも考えていることだ。
コンサルタントで一番重要な資質とは何か?と言えば「対人感受性」と「センス」だろう。
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ISO 原人


ISOコンサルタントの選び方教えます

ISO が日本で本格的に普及して約20年が経ち、一応の社会的認知が得られと思う。しかし、一方でマイナスの意見もない訳ではない。曰く

1. ISO なんて不要だ
2. ISO を取ったって、何の成果も出ない
という意見も出ているのも確かだ。
1.2.とも、ISO を取得してないと言えない意見だ。
全世界で100万社
ISO は2010年現在、全世界で100万社(組織)が取得している。日本はその約1割10万社の水準だ。
毎年、単純に言うと世界で5万社ずつ増えたことになる。
ISO は、民間の「任意」の規格であり、国や自治体が奨励してはいるが、「強制」ではない。
この事実を見ただけでも、「不要」なものが、これだけ普及する事はない。
つまり、「不要」という人は、「わが社には」と言う、前提があるのではないか。
事実上の標準<デファクトスタンダード>
世の中には、誰にも強制されないが、その分野では「殆どの人が活用している
もの」がある。例えば、マイクロソフトのウインドウズというOS ソフトだ。
パソコンの95%に普及している。誰にも「使え」と強制されたものではないが、皆が使っている。
「使わざるを得ない」が正確かもしれない。これを、「事実上の標準」という。
ISO は、経営マネジメントの手法・仕組みとして、唯一の世界標準といえる。
ISO は、今事実上の標準になりつつある。
どの国の政府も直接その規格の内容や審査に関与していないが、ISO に対す
る評価は、一定の価値を認めている。
成果というもう1つの価値はISO を取得したが、成果が出ないと言う意見にたいしては、我々ISO コンサルタントの実感としては、取得した企業の約半数がこうした意見をもっていると思われる。何故か?
1つは、取得した動機に原因している。例えば・・

1. 取引先<得意先>からの要請
2. 公共入札などで有利になる為
3. 同業者が取ったから、遅れを取らない為に
に代表される意見である。何れも、自社の「意思」がない。
当然の事ながら「成果」は出にくい。
経営トップの「意思」が現場に伝わらなければ、活用は限定される。
成果は出にくい。
上記の動機は実は、初期(10年)くらいは殆どの企業がそうだった。
そして、もう1つの原因は、初期の頃の日本のISO コンサルタントのレベルが低く、「複雑で、運用しにくいシステム」を指導したことである。
つまり、こうした要因、いきさつを持ったISO 取得企業は、殆ど「成果は出ない」のだ。
今は、自社自身の為に取得する企業が90%
我々は必ず、ISO の取得前に「どんな動機で?目的で?」と質問する。
今日、上記の動機を言う経営者は殆どいない。
自社の体質強化、業界内での地位向上を、実力を伴なって実現しよう
としている。
そして、こうした企業から特に最近、多大な成果が報告されている。
ISO で成果が出ないのは、その企業の取り組みに、なんらかの原因がある。
そもそも、ISO に成果を期待していない企業が「出ない」という。
「真剣にやれば、必ず成果は出る!」
ISO を人から言われて取る時代は終わった。
自社のために、体質強化のためにISO を取る。
以前のような「ブーム」は終わった。
しかし、私はこれからが、本当のISO の普及だと思う。
例え取得する企業が以前より減っても。
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ISO 原人


ISOなんか要らないという声に答える

いずれも、共産主義国家で、民族が第二次大戦後分断されていた国である。問題は分断された他方の国家つまり、韓国、旧西ドイツとの経済的格差である。
つまり、民主主義で且つ資本主義国家である分断された他方の国家との格差がひどい事だ。
北朝鮮は、未だに核を片手に、アメリカと対峙し、国連の勧告も制裁も無視し、瀬戸際外交を継続している。数年前、餓死者が100万人出た、とも言われている。
独裁者が世襲で君臨し、経済の発展は覚束ない。
60年前まで、朝鮮半島には朝鮮民族が何千年も住んでいて、言語も習慣も同一で、もちろん38度線で分ける「境界」はなかった。
韓国と北朝鮮・・言ってみれば、北日本と南日本のようなものである。
17倍!
それが、体制の違いが60年続いた為、現在の一人当たり国民所得の格差はおよそ17倍といわれている。
韓国人一人の年間賃金で17人の北朝鮮人が養えることになる。
資質の違いではなく、社会体制の違いでしかない。 仕組みの差である。
ドイツでも、東西ドイツが併合されたとき、経済が数年以上低迷した。経済の格差が混乱を招いた結果だった。
同じ民族が同じ努力をして、生産性が10倍以上違う!これこそマネージメントの問題ではないだろうか。
ISO はマネージメントの仕組みである。つまり、同じ1億円を投資しても、成果(パフォーマンス)が17倍違う。恐ろしい話だ。
仕組みとは、同じことを同じ力でやって、同じ成果をだす事だ。
社会という仕組みが効率を決める。
社会という「システム」が大枠の成果を左右する。
ISO の仕組みを有効に使うと大きな成果がでる。うまく使えないと「お荷物」になる。本当に「お荷物」なだけのシステムが、全世界で100万もの組織が取得することはない。
ISO のある組織とない組織とは何が違うのだろう?外見ではわからない。
そう・・ISO のない会社、それは、国で言えば、憲法のない国のようなものだ。
北朝鮮・・それは、発展する為の「大事な仕組み」がない国だ。
大事な仕組みを取り入れて、発展した共産国家が、隣の最近の中国だ。
ISO は「仕組み」だ!
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ISO 原人


北朝鮮と旧東ドイツは何故貧しい

NO.2 「 古代ローマ帝国の仕組み」
歴史上、かつて、千年以上続いた国家は、古代ローマ以外に見当たらない。
何故そうなったのか?
塩野七生著「ローマ人の物語」によれば、それは、「仕組み」にある。
歴史を見ると、アレクサンダー大王やジンギスカン、そしてナポレオンも、殆ど一代で終わっている。いずれも「戦争の名人」であったが、その後「王国が続く仕組み」は作られなかった。
仕組みという点では、徳川幕府のほうが優れていたと言える。
古代ローマでは、大統領と首相を兼ねた役職に「執政官」がある。任期一年、2人制で、選挙で選ばれる。1年で何が出来る?がしかし、このルール(仕組み)は、千年ほぼ、守られた。
帝国の後半期には、皇帝が執政官を兼ねたが、ルールは存続した。
当時、戦争が常態化していたヨーロッパでは、国家の危機は何度も訪れた。ローマでは、こうした時、執政官の中から一人を「独裁官」に任命した。全権力を「半年に限って」委譲した。
ヨーロッパの殆どと、小アジア(現トルコ)、中東、北アフリカに及ぶ国境線は、当時の世界人口の25%を擁した。だからいつも、「戦争の連続」であった。
権力は、常に腐敗し、多くは民を弾圧し、周辺国家や民族を侵略する。だからこそ、ローマは、このような「仕組み=法律」を考えた。
ローマの繁栄を支えた「物」としてよく知られているものが、水道橋と街道網だろう。インフラの語源になるもの。しかし、物だけでは千年の王国は持たない。
元老院という「インフラ」=人材の貯水池、という仕組み。
いま、民主主義国家で「上院」、日本では参議院が該当するが、その原型が「元老院」である。
ローマの行政、司法、立法の一部の機能をカバーし、執政官ほかの人材を養成し、輩出していった。
ローマ帝国は、後年皇帝が悪評を受けることがあったが、元老院は常に、権力者を牽制し、場合によっては排除し、かつ人材を輩出し続けるという多様な役割を担っていた「インフラ」だった。
元老院は当初は、貴族で構成されたが、徐々に平民も登用された。
今のローマ市には、有名な2000年前の円形闘技場コロッセオが現存する。
これは、皇帝が自身の「人気」を維持するために、国民が喜ぶ「行事」を催すための「仕掛け」であった。これも「仕組み」の産物である。
ISO では、組織のインフラの点検・管理も、やかましく言われ、かつ記録も細かい。
また、人材の育成についても計画的に、継続的に行うように要求される。その為の教育の実施は、現場のOJT(実地指導)が中心。そして、徹底的に「確認」する。
人を信用しない?否、「人は間違えるものだ」・・が前提の仕組みがISO だ。
ローマの続いた理由は、人に頼らず、「信用せず」、人の陥りやすい「弱さ」を法律やルールで、排除していったところである。
「ISO はマネージメントの仕組だ!」
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「古代ローマ帝国の仕組み」

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