「ISOをこれから」とお考えの企業に「水」をさすつもりではありません。 実は、今までISOを取得した企業の50%近くが、運用に苦慮しているというデータもあるくらいですから、取得前に知っておくことはとても重要でしょう。 ただし、わがグループの指導企業の話ではありません。 |
3大原因をつかむ
1. 動機の問題 2. システムの問題 3. トップのISOの運用姿勢の問題 |
1. 動機とは
ISOを取ろうと思うに至った原因のことで、例えば、取引先から要請されて、など典型的だ。 |
数年前、建設業でISOの取得ラッシュがあった。 公共入札の経営審査で、評価にISO取得が対象になった為だ。 こうした「他人からの要請」が動機の場合は、それを自分の「モチベーション」 に変えないと、システムの維持継続はできない。 |
現に、毎月ISOの認証を放棄する建設業が必ずある。 動機が相対的にうすれ、自社で、ISOに「何故取り組むのか」を再定義できない企業は、費用だけが負担になり、認証を「放棄」するしかない。 一方、そもそもの動機は「他人から」でも、運用するなかで、ISOを自社の中に取り込み、毎年レベルを上げて「体質強化」に成功している企業も少なくない。 |
自社自身の為に、という動機ではなかった企業に必要なのは、「再定義」。トップによる明確な「社内オーソライズ」であろう。
2. システムの問題
これは、運用を困難にする第二の原因で、根が深く、厄介だ。 何故かというと、やる気はあるのに成果が出にくいのだから。 現場の人には、甚だ迷惑なことだ。日々仕事で苦労し、更にISOの枠組み の為に、更に努力しなくてはならないのだから。 |
なぜ、そういう事になるのか? |
多くは、その企業の規模、組織の実情を上回る複雑なシステムを作ったときだ。 たとえば、僅か25人の製造業で、「設計管理規定」や「購買管理規定」なるものを作ってしまう事などだ。 従業員1万人、10の事業部、製品数が1000アイテムというような製造業では「OO管理規定」「教育訓練管理規定」などが、会社の横断的統一性を保つ為に、必要になってくる。 |
しかし、25人の企業ではこれらは全く不要なのだ。 つまり、組織の規模、レベル、実情に合わないシステムを「担当コンサルタント」が作ってしまうことによる。 こうしたやり方のコンサルタントには、いくら安くても、頼んではいけない。 実際は、御社の従業員に無駄な多くの作業を長年強いることになる。 結局、「高い買い物」になっている! |
3.運用姿勢の問題とは
動機もシステムも問題ないが、言わば「魂」が入っていない状況をいう。 ここまでくると、1.と3.は密接に関連することも、お分り頂けるだろう。 「魂」がはいらないのは、「動機」が大きく影響するのだ。 |
特に「トップダウン・スタイル」であるISOの仕組みは、トップの姿勢が即現場に伝わるのだから。 システムがどんなに優れていても、ISOによって成果を出し、良い会社にする、強い会社にするという「執念」が担当者にないと、運用に力が入らないし、効果 は出ない。 |
トップが全てを決める! ISOに限らずいえる「至言」だ。 |
ISOが運用困難になる大きな、そして主な原因は理解できただろうか? 運用が上手くいっていない場合、その企業のトップの発言は |
・ 書類が多くなった ・ 記録の作成が大変だ ・ 維持審査の前が大忙しに ・ 仕事とISOが二重手間に ・・・・などなどだ |
運用が上手くいっていない、または「システム」に問題があるのが理解できる。 そして、「成果」が出ていないのも想像出来る。 ISOは本来、経営を助ける「手段」であり、「有力ツール」だ。 動機が曖昧で、システムも悪く、魂も入っていない。 |
そんなISOは、やっている意味は殆どない! こうならないようにしたいものだ。そのキーワードはなにか? 「コンサルタントの選定」で間違わない事だ。 間違っても「価格だけ」で選んではいけない。 |
ISO原人 |
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