答えは「YES」である。 では「どんな」とは具体的に何を指しているのか?
|
1. どんな規模の会社でもOK?
2. どんな業種でもOK?
3. どんな目的でも、その会社がどんな状況でもOK?
|
1. 規模の問題。2人以上の組織ならOK だ。1人は難しい。以前当グループのコンサルタントが2人の会社の認証を支援して、全国紙の夕刊に載ったことがあった。
|
2人とか5人という組織の場合、ISO は簡単に作れると思うとそれは大間違いだ。
|
実は、この人数になると、「コンサルタントの力量」がえらく必要になる。
|
何故かといえば、例えばISO9001の場合136項目の「規格要求事項」がある。しかし、1万人の会社も5人の会社もこの要求事項の数は変わらない。だから、少人数の組織のほうが、一人何役もやることになり、システム作りに工夫と経験による判断が必要になる。
|
2. の業種の点では、これはなんでもOK だ。メーカー、建設、卸、商社、小売、サービスなんでも対応出来る。
ある人材派遣会社でISO のプレゼンをしていたとき、社長室長はISO9001って製造会社が取る規格だと思っていたことが判った。
|
しかしその会社、何と組織の中に「CS 部」なるものが既にあった。
|
「CS 部」とは自社の派遣スタッフの仕事ぶりについて、“顧客の満足度”を定期的に調査し、その状況から自社の派遣スタッフの教育や、業務の改善を組織的に実践していた。
|
CS・・それは、最新のISO9001の2 大目標<CS と継続的改善>の1 つである。
|
我々の経験では、それを、CS 部として、組織的に実践している会社など、大企業でも殆ど見かけない。
|
つまり、この会社、ISO を取る前に、すでに現在9001の肝心な部分(要求事項)を実践していることになる。
|
この点を指摘したら、9001のことについて、どんな業種でも取り組み可能なことを、即座に理解した。
|
なお、最近は以前に比べ、サービス業のISO の取得比率が、急速に高まっている。
|
そして高い成果が出ている。(詳しくは、ISO ジャパンネットホームページ、またはブログの「サービス業で威力を発揮するISO」をお読みください)
|
NPO でも、学校でも宗教法人でもOK! そして本来の形に
|
以前は ・取引先から要求されて、・新規の顧客開拓を有利に運びたい・業界の中で地位向上と知名度向上を図りたいという目的が大半でした。
|
しかし、今日、圧倒的に多いISO の取得目的は「自社の体質強化と自社従業員の品質意識の向上」である。
|
ISO に10 年以上携わる者として、「ようやくISO 本来の形になってきた」と思う今日この頃である。
|
だから、現在ISO の新規取得自体は一時期より減少しているが、本来の目的のISO取得は増えていると思える。
|
そして、その組織がどんな形態でもISO はOK なのだ。
|
例えば、小学校がISO14001<環境>を取得しているし、NPO でもNGO でも宗教法人でも、団体、組合でもOK だ。会社である必要もない。個々の事情も関係ない!
|
よく、ISO を検討している企業で、こんな事を言われる。曰く
|
1. 人事異動が控えている
2. 決算がもうすぐだから
3. 今忙しいから・・・ などと言い、スタートを躊躇することがある。
|
「社長、忙しくない会社は(暇でも)ISO は取りませんよ」と。
|
「ISO のマニュアルには山田部長という個人名は書きません」と。
|
そして、「御社の事業が同じなら、どんな組織変更があっても、いつでも、ISO は取り組めます。」と言うようにしている。
|
どんな、規模でも、どんな業種でも、どんな目的でも、どんな状況ででもすべてOKだ。
|
そして、今なら、業績が落ちて、相対的に仕事が暇な会社は「助成金」が活用出来るので、まさに、殆どの企業がISO に取り組める状況です!
|
詳しくは、ブログ「ISO の取得費が100%賄える助成金」をお読み下さい!
|
|